ハイローオーストラリアには口座凍結というペナルティーがあります。
普通に取引をしていれば凍結の対象になることはまずないと思うのですが、知らないうちにルール違反をしていて凍結されてしまうこともありますので、知っておく必要はあるでしょう。
そこでこの記事では、ハイローオーストラリアの口座凍結についてご紹介します。
口座凍結の種類や口座凍結される原因について詳しく解説するので、是非参考にしてみてください。
ハイローオーストラリアにおける凍結とは
ハイローオーストラリアの凍結には、「限定凍結」と「完全凍結」の2種類があります。
どちらも口座が凍結されるという意味では同じなのですが、制限をかけられる範囲が違います。
限定凍結
限定凍結の対象になると以下のような制限が口座にかけられます。
- 入出金の範囲が限定されることがある
- 連続した取引を制限されポジションが一つしか持てなくなる
- 掛け金の上限が5,000円までとなる
限定凍結ではログインは問題なくできますが、下された処分の原因によっては入出金自体に制限がかかることもあります。
例えば、「クレジットカードの不正利用を疑われる」や「取引額と比べて入出金額が異常に多い」など、マネーロンダリングの観点で引っかかった場合は入出金が制限されることがあります。
次に限定凍結の対象になることが多い行為が、連打エントリーや多額の発注など取引に関するものです。この場合は、「ポジション数の制限」や「注文額の制限」といった制限がかけられます。
こういった理由で限定凍結の対象になると連打でのエントリーができなくなり、ポジションがひとつしか持てなくなります。
エントリー回数を制限されると、ひとつの注文を決済するまではとにかく次の注文が出せませんし、注文可能額も5,000円までに制限されるため、場合によってはかなりの機会損失になります。
完全凍結
続いて「完全凍結」ですが、完全凍結は限定凍結よりも重いペナルティーを課せられます。
具体的には、次のような制限がかけられます。
- 取引が一切できなくなる
- 口座に残っている資金も出金できない
- アカウントを強制解約される
完全凍結の処分が下されると取引が一切できなくなります。
取引が一切できなくなるので、最低注文金額の1,000円を入力しても「購入可能金額を超えている」といった表示が出て、それ以上取引を続けることができません。
また、完全凍結は出金に対するペナルティーも限定凍結より重く、口座が完全に凍結すると口座内の資金を一切引き出せなくなります。
かなり徹底していて、出金リクエストを出してもキャンセルされます。
ハイローオーストラリアで凍結対象となる禁止行為まとめ
ここからはハイローオーストラリアで口座凍結処分を受ける原因について詳しく解説します。
ハイローオーストラリアでは、以下の行為を禁止しています。
自動売買ツールを利用した取引
ハイローオーストラリアでは自動売買ツールの使用が禁止されています。
そのため、どんな取引をしていても自動売買ツールの利用を疑われると限定凍結・完全凍結といった処分の対象になります。
自動売買ツールはスキャルピングやマーチンゲールといったハイローオーストラリアでは禁止されている取引方法を採用しているものが多いです。
普通に取引をしている分には自動売買ツールの利用を疑われることはありません。
レート遅延を利用した取引
ハイローオーストラリアは第三者となる配信業者から受け取ったレートを取引画面に表示しています。
この配信業者は、ハイローオーストラリア以外のバイナリーオプション業者・FX業者にもレートを配信していますので、それぞれの業者間でレート遅延が発生する可能性があります。それを狙った取引をおこなうことも口座凍結の対象になります。
先程も言ったように、ハイローオーストラリアは自動売買ツールの利用を禁止していますので、この場合、そういった部分でも口座凍結対象となります。
クレジットカードの不正利用
ハイローオーストラリアでクレジットカードで入金をする場合には、必ず「ハイローオーストラリアに口座開設した際に登録した名義」と同じ名義のクレジットカードを利用してください。
他人や家族のクレジットカードでもダメです。もし利用して入金をおこなうと不正行為とみなされます。
ちなみに、女性の場合、結婚して苗字が変わっている場合は旧姓表記のままのクレジットカードを使うことも危険です。
この場合、後から説明すれば許可されるかも知れませんが、疑われるようなことはしないほうが無難でしょう。
一人で複数の口座を開設する
ハイローオーストラリアで口座開設できるのは、1アカウント1口座までです。つまり、1人につき1口座までです。
すでに口座がハイローオーストラリアにある状態で口座開設手続きをおこない、それが後から発覚した場合には両方の口座が強制的に解約されます。
ですから、過去にハイローオーストラリアの口座を作ったことがある場合は、新しく口座を開設する前に古い口座が使えるかどうかをまず確認しましょう。
マネーロンダリングを疑われる行為
日本語では「資金洗浄」とも呼ばれていますが、マネーロンダリングは国際的にも厳しく取り締まられています。
マネーロンダリングはれっきとした犯罪行為なので疑われた場合には、即、口座凍結されます。
ただし、マネーロンダリングを疑われるような行為は、「高額入金をしたにも関わらず、ほとんど取引をせず出金しようとしている」など、明らかに不自然なお金の扱い方をしている場合です。
また、クレジットカードを使って入金している場合は要注意です。
クレジットカードを使って入金し、すぐに出金するといった行為は「クレジットカードの現金化」を疑われますので注意しましょう。
書類の改ざん
ハイローオーストラリアで口座を開設するときには身分証の提出が必須です。
もちろん、提出する身分証を偽造する行為はハイローオーストラリアに限らず違法行為です。
ハイローオーストラリアでも身分証の内容を改ざんをしたり、他人の身分証を使うといった行為は口座凍結対象となります。
これは、日本の法律も違反する行為ですので、偽造して作った口座で利益を荒稼ぎしていた場合は、裁判沙汰になる可能性もありますので絶対にしないようにしましょう。
ハイローオーストラリアで凍結される可能性がある行為
これまで見てきた違反行為はハイローオーストラリアの公式サイトや利用規約に明記されていることですので、守らなければ必ず凍結対象になります。
それ以外に、ハイローオーストラリアの利用規約には載っていないけれど、禁止取引と勘違いされやすい行為というのがあります。こちらも禁止行為をしているとみなされると凍結リスクが高まりますので、是非事前に確認しておきましょう。
連打エントリー
連打エントリーとは、名前の通り連続してエントリーを繰り返す取引手法です。
連続してエントリーすること自体は禁止されていませんが、規則的なエントリーは自動売買ツールの使用を疑われます。
そのため、続けてエントリーしたい場合は、少し間を空けるなどして「手動で取引していますよ」というのが分かるようにする工夫が必要です。
ちなみに、ハイローオーストラリアにはワンクリック注文という機能があります。
この機能を使って、エントリー時のタイムロスを避けたい場合はあらかじめ注文金額などをセットしておくといいでしょう。
多額の出金
一度に多額の出金をすると、「正しい方法で上げた利益なのか?」と疑われて、運営が不正調査に入ることが多いようです。
具体的には、1回に100万円を超える出金があると一時凍結になることが多いようですので、100万円というのを一つの目安にしておくといいでしょう。
ただ、この場合は、一時的に凍結扱いにはなりますが、不正をしていなければ出金できるのでそこまで心配する必要はありません。
稼ぎすぎると凍結されることもあるらしい
ハイローオーストラリアには「稼ぎすぎると口座凍結される」といった噂もあります。
実際の口コミの中には稼ぎすぎたことで口座凍結されたというものもありますが、稼ぎすぎによる凍結の基準となる利益額は明確にはなっていません。
理由はよく分かりませんが、おそらく不自然に勝っている場合は「不正行為をして荒稼ぎしているのでは?」という疑いが欠けられるのだろうと思われます。
ですので、一般的な取引をしている方はそこまで心配しなくてもよいでしょう。
ハイローオーストラリアで凍結された場合の対処法
口座凍結は何らかのルール違反があったり、不正行為を疑われた際に実行されるということをご理解いただけたかと思いますが、口座凍結の対象になった場合どうしたらいいのか分からないという人もいるでしょう。
ここでは、口座凍結になる具体的な理由と対処法についてご紹介します。
引き出せるのなら全額出金する
限定凍結の場合は出金に制限がかからない場合もあります。制限がないならすぐに全額を出金しましょう。
というのも、調査中につき「限定凍結処分」となっている場合、調査結果によっては「完全凍結処分」になるかもしれないからです。
また、完全凍結になると基本的に出金できませんが、出金できる可能性もゼロではありません。
サポートに問い合わせる
出金し終わったらサポートに問い合わせて状況を確認しましょう。
ハイローオーストラリアから口座凍結された場合、限定凍結であれば対処できる可能性があります。
完全凍結の場合でも、何かの手違いである可能性はありますので、サポートセンターに問い合わせてみることをおすすめします。
現在、ハイローオーストラリアでは以下2つの方法で問い合わせができます。
- ライブチャットで問い合わせ
- 公式HPの「ヘルプとサポートページ」から問い合わせ
ハイローオーストラリアの「ヘルプとサポートページ」にアクセスすると、画面右下にライブチャットのアイコンが表示されます。
ライブチャットの利用可能時間は、月曜日から金曜日の9:00~17:00です。
それ以外の時間帯は「ヘルプとサポートページ」の問い合わせフォームを使って連絡しましょう。
問い合わせ方法は、問い合わせの種類で「ご自身で解決できないこと」を選び、自身の情報を明記した上で「口座が使えなくなっている理由を知りたい」といった理由を尋ねてみるといいでしょう。
サポートセンターから返信があると思いますので、やり取りをして口座の資金を引き出せるかどうかも確認しましょう。
ハイローオーストラリアで口座凍結されないためのポイント
口座凍結されるとびっくりしますし、調査期間中はドキドキしますよね。サポートに問い合わせるのだって緊張します。
言ってしまえば口座凍結対象にならないのが一番です。
そこで、ハイローオーストラリアで口座凍結されないために日頃から気を付けておくべき注意点をご紹介します。以下のポイントは日ごろの取引で注意しておくといいでしょう。
禁止事項や規約違反に該当する行為はしない
これはハイローオーストラリアに限らずどの業者にも言えることですが、禁止事項や利用規約に該当する行為はしないことです。
違反行為は完全凍結の対象になりますから、出金もできなくなります。
限定凍結は1回の注文金額が5,000円まで・ポジションが1つまでといった制限で済みますが、完全凍結されてしまうと出金できなくなるのでほんと悲惨です。
規約は業者によって異なります。
取引する前には必ずハイローオーストラリアの利用規約に目を通すようにしましょう。
エントリー回数を気を付ける
正直、連打取引もハイローオーストラリアには歓迎されていません。
1回でのエントリー回数は5回程度に抑えるなど節度を以て取引をしましょう。
稼げるポイントで一気にエントリーできると大きな利益になりますので、連打したくなる気持ちはよく分かります。
しかし、それで口座凍結して利益が出金できなくなってしまうと意味がないので、冷静な行動を心がけましょう。
出金は数日に分けて出金する
先ほどもお話しした通り、ハイローオーストラリアは出金額が多いと限定凍結の対象になりやすいです。
もし100万円以上の出金をしたい場合は、数日に分けて出金するといいでしょう。
ただし、入出金を頻繁に繰り返してしまう場合も凍結になります。
- 出金したらしばらく入金しない
- 入金してすぐに出金するのを控える
など、怪しいと運営側に思われるような行為はしないほうが無難でしょう。
ハイローオーストラリアの口座凍結についてよくある質問
最後に、ハイローオーストラリアの口座凍結についてよく見かける質問についてお答えします。
いくら稼ぐと口座凍結されますか?
具体的にいくら稼ぐと口座凍結されるかといった具体的な金額は現時点で分かっていません。
ただ、500万~1000万程度稼いだ時点で凍結されたというのはよく聞きますね。
稼ぎすぎによる口座凍結は、稼いだ期間や稼ぎ方など複数の要因が判断の対象になるようです。
短期間に最高額の20万エントリーを何回も行い利益を上げたなど、そういう極端なことをしなければおそらくは大丈夫なのではないかと思います。
毎日出金するのはアリですか?
怪しいと疑われるようなお金の出し入れは不正行為を疑われますので、口座凍結される可能性が高いです。
毎日出金するというのも口座凍結される可能性の高い行為だと思われます。
お金の管理は計画的に行うのが基本ですので、きちんと計画を立てて取引をしていれば、一度に大量の出金をしたり毎日出金するということはあまりないと思います。
まずは、100万円を超えない金額で取引の予算を決定し、それを何日間で使うという計画を立てることが大切です。
口座凍結されて出金できない利益は課税対象になりますか?
口座凍結されても出金できた場合は、確定申告を行い納税する必要があります。
しかし、出金拒否された場合は、確定申告をすることで債権放棄をできますので、出金できた場合と同様に確定申告を行いましょう。
まとめ
ハイローオーストラリアの口座凍結について詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか?
ハイローオーストラリアの口座凍結には、以下の2種類があります。
- 限定口座凍結
- 完全口座凍結
完全凍結は実質的な強制解約になるため、ハイローオーストラリアで取引することが2度とできなくなってしまいます。
限定凍結によせ完全凍結にせよ、規約に明記されている禁止事項をきちんと理解してルールを守って普通に取引していれば凍結対象になることはありません。
そのため、事前に利用規約を確認するようにしましょう。
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