【2025年最新版】子どもの習い事人気ランキング!

昨今、習い事をしているご家庭は年々増え続け、学研の調査結果では約77%の小学生が習い事をしているという結果になりました。
周りに習い事をしている子が増えてくると、「我が子にも何か習わせたほうがいいかな?」という気持ちが出てきます。
習い事をすることで得られるメリットは運動能力の発達や、感性の育成、コミュニケーション能力の向上など他にも様々なことがあります。
ではいったいどのような習い事が人気なのでしょう。
実際に習い事をしている保護者の方々にアンケートを取り、人気の習い事をランキング形式で集計しました。
習い事が将来に与える影響や、習い事をするうえで出てくる問題についても解説しますので是非参考にしてください。
【最新版】子どもの習い事人気ランキング!
2025年最新のアンケート調査の結果、小学生に人気のある習い事は上記のような結果となりました。
10位の体操教室と武道は同率となっています。
ここからはランキング内の習い事について、詳細をお伝えしていきます。
1位:水泳・スイミング
子どもの習い事ランキングの1位はスイミングです。スイミングは過去の調査で3年連続で1位を獲得しています。
昔から根強い人気のスイミングは、大人の私達でも習った経験のある人が多いと思います。
スイミングは基本的な運動神経の構築につながり、心肺機能の向上や持久力アップにつながるため、小学生に関わらず生後6ヶ月頃からベビースイミングを開始する親子もいます。
最近では学校で水泳の授業が数回しか行われず、授業だけで泳げるようになることが難しいため、スイミングスクールへの入会希望者が増加しているそうです。
水泳の授業が減少している具体的な理由には以下があげられます。
- 熱中症リスクの増大
- プール施設の老朽化
- 教員の働き方改革
- 年間維持管理費の高額化
また、子どもの水難事故もあとを絶ちません。子どもがプールや海へ行く際、自分の身を守るノウハウを身につけていないことに不安を感じる保護者も多くいます。
「水に慣れさせ、最低限泳げるようにさせておきたい」という理由でスイミングを習わせているという声が多数寄せられました。

年長さんから習い始めましたが、2ヶ月に1回のバッチテストは絶対合格するんだ!と張り切って通ってます。将来的に本気で泳ぐ機会ってあまりないかも知れませんが、自分の身を自分で守れる術を身につけることができてよかったです。あと、スイミングを始めてから風邪を引かなくなりました。

先生達が子供を楽しませてくれるし安全配慮がちゃんとされています。顔をつけることもできなかった子どもが楽しく通えています。利用者が多くて振替レッスンが取りにくい点がネックですが、それだけ人気があるのだから仕方ないですね。スイミングは好き嫌い関係なく習わせて間違いないものだと思います。
2位:英会話・英語
子どもの習い事ランキング2位は英会話です。小さい頃から英語に触れる機会を作ることで、聞く・話す力を身につけてほしいと言った声が上がっていました。
小学校では2020年に学習指導要領の改定が行われ、5年生から必修化されていた英語教育が3年生からスタートに変更されました。
英語が話せると自信につながりますし、英検やTOEICスコアは受験や就職で有利になります。
海外へ行った際も国籍を問わずコミュニケーションをとれることが、人間関係と自分自身の視野を広げることにつながります。
英語を習わせる理由の多くは、
- 英語力は将来絶対必要になると思うから
- 自分が話せなくて困ったから
- 受験で有利になるから
- 将来の選択肢が広がると思ったから
一番多かった答えが「将来のためを思って習わせている」という声でしたが、「自分が話せなくて困ったから子どもには話せるようになってほしい」と願う声もありました。
英会話に関してはオンライン英会話の人気も高かったです。

講師やスタッフの方が明るく、少人数グループのレッスンもアットホームな雰囲気で娘も楽しく通っています。バイリンガル講師と外国人講師とのペアティーチングで教えてもらえるコースも贅沢で気に入ってます。家でも練習するので、親である私も一緒に頑張らないといけませんが笑

ダンスが好きな息子が「将来海外で活躍したい!」と自ら望んで習い始めました。最初は耳が慣れず苦戦していましたが、好きなことへの情熱はすごいです!みるみるうちに上達して感心しています。スクールの雰囲気もよく、本当に習わせて良かったです。
3位:学習塾・公文式
子どもの習い事ランキング3位は学習塾・公文式です。
学力向上や苦手を克服するために通っている子が多いようですが、学校とはまた違う集中できる環境で、やる気もモチベーションも向上するといったメリットがあります。
成績がアップすれば勉強に対する苦手意識も変わり、自信を持つことができます。
学習塾には集団塾・個別指導塾がありますので、お子さんの性格や希望の学習スタイルに合わせて選ぶことができます。
実際に学習塾に通わせている保護者からは、
- 学力をアップさせて受験対策したいから
- プロに指導を任せたいから
- 苦手を克服しモチベーションを上げてほしいから
- 家でだらだらゲームする時間を減らしたいから
と言った声が上がっていました。
授業の補習が目的で通うのか、受験対策で通うのかで選ぶ塾も変わってきますので、体験学習にはなるべく参加して塾の雰囲気や指導力を確認するようにしましょう。

先生の気さくで話しやすく教室の雰囲気がとても良いです。分からなかったらいつでも聞きに来ていいからねと言ってもらえたそうで、質問しやすいと本人も言っていました。公文の国語は本当におすすめで読解力がかなりつきます!

おとなしい性格なので集団より個別が合っているなと思い、個別塾に通っています。分からないまま放置していた学校の宿題が理解できるようになり、黙って宿題をやらずに登校することがなくなりました。子供の性格に合わせて勉強を進めてくれるので、本人も自信が出てきたように感じます。
人気の塾については以下の記事を参考にしてください。
4位:ダンス
子どもの習い事ランキング4位はダンスです。
ダンスには2024年にオリンピック公式種目として採用されたブレイキンや、ヒップホップ、R&B、チア、K-POPなど様々な種類があります。
ダンスは年々人気が高まっており、子どもが自ら「習いたい!」と言い出したという声をよく耳にします。
ダンスを習うことで運動能力や柔軟性を身につける他、表現力や協調性も伸ばすことができます。
人の前に立って表現する機会も多いため自分に自信がつき、自己肯定感が高まるといったメリットもあります。
実際ダンスに通わせている保護者からは、
- 本人がやりたい!と言ったから
- 協調性を身につけてほしいと思ったから
- 運動が苦手だけどダンスには興味を持ったから
- 楽しみながら運動能力を養ってほしいから
と言った声が上がっていました。
リズム感はもちろん、表現力を身につけ楽しそうにダンスに取り組む我が子を全力で応援している保護者が多いようでした。

自分からやりたい!と言ったこともあり始めましたが、本当に楽しそうに通っています。イベントや発表会も多いため親が大変なこともありますが、あんなに夢中になっている娘の姿を見たら全力で応援したくなります。「親に感謝しなさい」と教える先生で、そういった礼儀やマナーも一緒に習得しています。

ただ踊るだけでなく、体幹を鍛えることから始まります。思ったより基礎が多く「踊る時間が少ない」とボヤいたこともありましたが、今では基礎の大切さも理解しているようです。他の学校の友達も増えて、以前より明るい性格になったように感じます。
5位:ピアノ
子どもの習い事ランキング5位はピアノです。
ピアノはリズム感や音感の向上と一緒に、集中力を鍛えることができるということはよく知られています。
「楽譜を読みながら指先を動かし耳で音を聞く」ため脳の様々な分野が活性化され、高い集中力を身につけます。リズム感や音程は運動神経にもつながります。
ピアノは家での練習がマストになりますが、あきらめずに努力する力や忍耐力も身につき、その結果得られる達成感は何ものにも代えがたいでしょう。
ストレスを感じた時や気持ちを落ち着かせるためにピアノを弾くと、ストレスが緩和するというデータもあります。また、東大生が習っていた習い事の上位にピアノもランクインしていました。
実際にピアノを習わせている保護者からは、
- マルチタスクが得意になると思ったから
- 記憶力を伸ばしたかったから
- リズム感を養ってほしいから
- ピアノの音楽がすべての音楽の基礎だと思うから
と言った声が上がっていました。

ピアノを習い始めてから明らかに学力が上がりました。集中力が身についたんだなと感じます。レベルが上がると家での練習を嫌がり親のフォローが必要になりますが、本人の「弾けるようになりたい」という気持ちを大切に寄り添ってあげたいです。

負けん気の強い子なので「周りの誰よりも上手に弾きたい!」と頑張っており、その努力は素晴らしいです。ピアノの他にダンスも習っており、リズム感や音感は相乗効果を発揮しています。
「好きこそものの上手なれ」で、うちの子にはぴったりな習い事です。大人になってもピアノを好きでいてくれたら嬉しいです。
6位:そろばん
子どもの習い事ランキング6位はそろばんです。
そろばんは計算が早くなるのはもちろん、記憶力や判断力、集中力も高まり昔から人気のある習い事です。
計算を得意とする左脳に効果があるのかと思われますが、実は想像力やイメージで記憶することが得意な右脳が鍛えられます。
そろばんがもたらす「右脳開発における珠算教育のあり方について」は林壽郎先生が発表されております。
幼稚園や保育園の園内の習い事でも人気があり、早くから計算や数字が得意になってほしいと考える親御さんが多いようでした。
実際にそろばんを習わせている保護者からは、
- 計算が得意になってほしいから
- 記憶力に良いと聞いて始めました
- お金もかからないし無駄にならない習い事だと思ったから
- 頭の中で計算できるようになってほしいから
と言った声が上がっていました。

計算に苦手意識を持っていたため通い始めました。先生の教え方が上手なのもあり、やり方や知識を習得してからは進んで取り組むようになりました。私自身、そろばんを習っていなかったので家で教えることができないと不安に感じていましたが、親の手助けがなくても頑張れています。

保育園の習い事で年中さんから始めましたが、「こんな小さな子でも計算できるの?」と驚きました!卒園しても教室は続けていますが、どんどん計算が速くなっており算数の成績は飛び抜けていいです。進級テストの前は「タイム計って!」と言うので練習に付き合っています。他の習い事より親の負担が少なくて助かります。
7位:サッカー・野球
子どもの習い事ランキング7位はサッカー・野球です。
サッカーや野球と答えた人の約4割が、スポーツ少年団(スポ少)に加入しており、残りの6割はクラブチームに所属していると回答がありました。
運動神経を成長させるにあたってスポーツは必要不可欠です。
特に男の子はサッカーや野球に興味を持つ子が多く、自ら習いたい!もっとうまくなりたい!と言いだしたという声をよく耳にします。
サッカーや野球のようにチームで一丸となって取り組むことで、精神的な成長にも繋がります。
チームメイトと一緒に目標に向かって取り組み、苦難を乗り越えることで、何ものにも代えがたい経験と達成感を得られるでしょう。
好きなことを、同じだけ好きな人たちと一緒に共有できる時間は、とても貴重です。
実際にサッカー・野球を習わせている保護者からは、
- 本人がもっとうまくなりたい!と言ったから
- 夢中になっていることを伸ばしてあげたいと思った
- 夫が「男の子が生まれたら野球を習わせたい」とずっと言っていたから
- スポ少は手伝いが多くて無理だったが、クラブチームはほとんど負担がなかったから
と言った声が上がっていました。
サッカーや野球は送迎や当番、手伝いなど、親の協力が不可欠で大変だという声も多数寄せられました。
それでも「子どもの成長や頑張っている姿をみると応援できる」と家族で協力し合っているようです。

毎週のように試合があり、下の子を連れての送迎や応援は正直大変です。夫の協力がないと続けるのは難しいですが、チームの子もみんな一生懸命でその姿を見ると大変でも応援したくなります。「あの時は大変だったけどみんなで頑張ったなぁ」と思う日がいつか来ると思ってます。

自分も野球をしていたので、子どもが野球やりたい!と言った時は嬉しかったです。野球を始めてから、礼儀が備わってきているなと感じます。中学以降もレベルを上げたチームで野球を継続したい!という意志が堅いので、精神的にも体力的にも更に成長できると思っています!
8位:プログラミング
子どもの習い事ランキング8位はプログラミングです。
2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化され、人気の高まっている習い事です。
- コンピューターに実行させたい作業の指示を出すプログラムを作成する作業のこと
プログラミングは物事を順序立てて考える力や、問題に対して解決策を見出していく力が身につきます。
プログラミングを習得することでITリテラシーをいち早く理解し、将来求められるスキルや能力を磨くことができます。
ロボットやレゴを使ったプログラミング教室もあり、楽しく学ぶことができると未就学児から始める子も多くいます。
実際にプログラミングを習わせている保護者からは、
- LEGOが好きだから始めたらずっとハマって続けている
- 将来必要なスキルが身につくと思ったから
- 想像して何かを作ることが得意だったので本人に合っているのでは?と思ったから
- まだ周りに習っている子が少なかったから
と言った声が上がっていました。

LEGOが大好きな息子に習い事を考えていた時に見つけ、年中から習っています。体験に行った時に夢中になり「やりたい!」と言ったのでその場で契約しました。今では飛び級しジュニアロボティクスのクラスで楽しそうに学んでいます。仕事があるので送迎がネックでしたが、2コマまとめて土曜日に受けられるので少し遠くても無理なく通えています。一番長く続いている習い事で、やらせてよかったなと思っています。

マイクラにハマっておりプログラミング教室に通いたいと言いだしたので始めました。正直、月謝も安くないので悩みましたが、将来役に立てば…と願いを込めて通わせています。もちろん習うのであれば論理的思考力の成長を期待していますが、やる気をなくし始めたら独学に切り替えてと言うつもりです。
9位:習字・硬筆
子どもの習い事ランキング9位は習字・硬筆です。
美しい字が書けるようになる習字・硬筆は、正しい姿勢や礼儀作法も身につくとして昔から根強い人気の習い事です。
メールのやり取りが増え文字を書く機会が減ってきていますが、それでも美しい字が書けることは大人になってからも自信につながります。
また、きれいな字が書けるということで印象が良くなることはもちろん、これから先無駄になることのない特技となるでしょう。
特に毛筆はやり直しがききません。はらいやはね、とめまで正確に書かなくてはいけないのでかなりの集中力が身につきます。
実際に習字・硬筆を習わせている保護者からは、
- 自分が字が下手でコンプレックスに感じているので、同じ思いをさせたくない
- 字がきれいなのは教養のひとつだと思うから
- あまりに雑な字を書くので正しい書き方を学んでほしかったから
- 字が綺麗で損をすることは1つもないと思うから
と言った声が上がっていました。

宿題の字、ノートになんて書いているか分からないレベルの字を書くのでたまらず硬筆教室に通わせました。教室自体も落ち着いて静かな空間なので初めは居心地の悪さを感じていましたが、だんだん集中する時間が増え、きれいな字が書けるようになってきました。急いでいる時もこれくらいのレベルの字を書いてくれたらな…と思います。

近くに習字教室があり、月謝も安かったので通い始めました。娘の性格に合っていたのかみるみる上達し、書道コンクールで入選するレベルにまでなりました。誰にも負けない自分の特技だと、本人も嬉しそうです。この先もきっと字の綺麗さを褒められることは多いと思うので、本人の自信になるでしょう。本当に習わせて良かったと思っています。
10位:体操教室・武道
子どもの習い事ランキング10位は同率で体操教室・武道です。こちらは1つずつ見ていきましょう。
10位:体操教室
運動能力の発達を助ける体操教室は、筋力アップや柔軟性の向上以外にも、精神面を鍛える効果もあります。
マット運動や跳び箱、鉄棒といった器具を使う教室は幼児から受け入れており、他にもアクロバットやトランポリン、器械体操を教えてくれる教室もあります。
日常であまりしない動きを練習することで、自分自身で体の使い方を覚え運動能力が伸びていきます。
体幹や反射神経を鍛えるのにも効果的なので、怪我の予防にもつながります。
実際に体操教室を習わせている保護者からは、
- 昔から身体を動かすのが好きだったのと本人がやりたいと言った
- 身体能力を高めてほしいと思ったから
- アスリートが幼少期から習っていたと聞いたから
- 体育の授業が得意になってほしかったから
と言った声が上がっていました。

小学1年生の頃に「体験教室一緒に行ってみない?」と同じマンションの方から声をかけてもらったことがきっかけでした。元々運動神経は悪くなかったので、本人が楽しめれば…くらいに考えていましたが、工夫されたカリキュラムが用意されており、サポートも手厚くみるみるできることが増えて驚きました。先生と一緒に、どうやったらできるようになるかを考え、自分の力で克服していく姿にこちらも勇気をもらっています。
10位:武道
武道を習わせている理由で一番多かった声が「礼儀作法が身につくから」でした。
相手への敬意、感謝の気持ち、思いやりを大切する武道では互いを高め合う精神を育み、忍耐強さも身につきます。
予測不能なことが起こった時の対応を学べることで、他の習い事とは違った精神の鍛え方ができるでしょう。
また、武道を自己防衛のために習わせる親も増えています。
「いつどこで事件に巻き込まれるか分からないこの世の中で、少しでも自分を守る術を身につけてほしい」といった声が多く上がっていました。
実際に武道を習わせている保護者からは、
- 防犯対策の1つになると思ったから
- 女の子なので何かあった時自分で自分を守れる力を持っていてほしいから
- 人に優しくできる子は強い精神力を持っている子だと思うから
- 礼儀作法を身につけたカッコいい子になってほしいから
と言った声が上がっていました。

防犯対策になるし精神の強い子になってほしいと剣道を習い始めてから、内面の成長が著しいです。試合で負けて悔しくて泣く時もありますが、最後まで諦めない精神力は親から見ても感心します。まだ低学年ですが、自分より小さい子や同級生に優しく接することができ、武道を通じて心の成長を感じます。
【子どもが思う】やってみたい習い事
ここからは小学生にアンケートをとり、やってみたいと思っている習い事について聞いてみました。
1位:ダンス
やはりダンスは人気がありますね。ダンスはジャンルも多いため男女ともに人気があります。
また、ダンスを習いたいという理由には、アイドルへの憧れや理想像に近づきたいという気持ちがあるようです。
- 大好きなアイドルを見て、ダンスをしてみたいと思ったから
- 自分もかっこよく踊れるようになりたいから
- 将来ダンスでテレビに出たいから
2位:動画制作
人気のある習い事ではランキングになかった動画作成が2位になりました。
アンケートの結果、主にYouTubeの影響が大きく「自分もYouTubeに出たい」という理由から動画制作に人気が集まっていました。
「CapCut」や「Canva」のような手軽に使えるアプリはもう使いこなせると言った子もいて驚きました。
- 自分もユーチューバーになりたいから
- パパが動画編集しててかっこいいなと思ったから
- YouTubeで自分のチャンネルを作りたいから
3位:eスポーツ
eスポーツとはコンピューターゲームを競技とし、プレイヤー同士の対戦を行うもので「エレクトロニック・スポーツ」の略称です。
eスポーツは2024年7月に正式にスポーツ競技として認められ、2025年に初めてのeスポーツオリンピックが開催されます。
eスポーツを教えるスクールもどんどん増えてきており、ゲーム好きの子どもたちから大注目の習い事です。
- ゲームが大好きだから
- オリンピック選手になれる可能性があるから
- いろんな年齢の人と一緒に楽しめるから
4位:パルクール
パルクールはフランスで生まれた、走る・跳ぶ・登るなどの移動動作を用いて身体能力を引き出す障害物トレーニングです。
自らが自由に考えた移動動作で、体力、バランス、空間認識力などを鍛えていきます。
近年、パルクール教室が増えてきていますが、パルクールは街中や公園、森といったどんな場所も実践場所になります。
- 体験に行ったら楽しかったから
- テレビで見てかっこいいと思ったから
- 周りに習っている子が少ないから
5位:絵画・アトリエ(漫画)
絵画・造形・工作・油絵教室は、絵を書いたり物を作ることが好きな子に人気のある習い事です。
「もっとうまくなりたい!」と向上心の高い子からは、デッサンや日本画に興味があるという声も上がっていました。
また、現役の漫画家さんやイラストレーターから直接指導してもらえる、マンガ教室も人気が集まっています。
マンガ教室には通学型とオンライン型があり、自分に合った習い方ができます。
- もっと絵が上手になりたいから
- 将来、絵を描く仕事がしたいから
- 家の中では作れない大きな作品が作りたいから
習い事をするメリット
子どもが習い事をするとどんなメリットがあるか見ていきましょう。
得意を伸ばし自信がつく
習い事をすることで、得意分野だったものをさらに伸ばすことができます。
できること、得意なことがどんどん増えていくと子どもは自信を持つことができます。
日本には自己肯定感の低い人が増えていますが、胸を張って得意だといえるものがあることは、これからの人格形成に大きな影響を及ぼします。
学童期の人格形成は、環境と多様な経験が非常に大切だと言われています。
「経験」は将来の選択肢を広げますので、習い事でその選択肢を広げる手助けをしてあげましょう。
将来役に立つ知識や力が身につく
習い事で身につけた知識やスキルは、将来役立つ力となります。
精神を鍛える習い事は人間的な成長を促しますし、直接的に役立つスキルとなる習い事もあります。
習い事は個人でするものばかりではありません。
チームワークを大切にし協調性を学べる習い事で得たものは、将来人間関係を作っていく上でも役立ちます。
「好き」で始めた習い事で、思わぬ成長が見られることでしょう。
苦手を克服できる
苦手なものと向き合い、少しずつ成功体験を積み重ねることで苦手を克服していきます。
習い事で「とりあえずやってみる!」という環境を作り、小さな目標を立ててみましょう。
完璧を目指さなくても「前よりできるようになった!」「少し分かってきた」が大切です。
不安に負けず少しずつ苦手と向き合うことが、大きな自信となるでしょう。
習い事をするデメリット
習い事はメリットばかりではありません。以下のようなデメリットもしっかり把握しておきましょう。
遊ぶ時間や休む時間が減る
たくさん習い事をさせてあげたい!と思うかも知れませんが、子どもも学校から帰ったら友達と遊んだりゆっくりしたい思うものです。
大人だって仕事や家事が落ち着いた後は、少しゆっくりしたいと思いますよね。
習い事をさせる時は本人と話し合いましょう。
- どれくらいなら頑張れるか
- この曜日は何もない日にしよう
時間割を見ながら、習い事をする曜日が決めれるのであれば尚いいですね。
ストレスや負担に感じることも
習い事を詰め込みすぎたり忙しすぎるとストレスに感じ、勝手にサボってしまったりやる気の低下につながります。
また、学校の宿題をする時間が取れず夜遅くまで休むことができないという声や、授業態度が悪くなったいう話も耳にします。
心と体のバランスが崩れてしまわないように、お子さんとしっかり話し合って心と体の負担を減らしてあげましょう。
やる気がなく、嫌々通っている習い事は一番無意味です。
習い事の送迎が大変
このデメリットは親御さんに向けたものですが、習い事を始めると送迎が大変です。
高学年で自分で通えたり、習い事の場所が近ければ問題ありませんが、低学年で場所が遠い習い事は親のフォローが必要です。
習い事が終わるまで車で待機している方や、兄弟で違う時間の教室に通っているため3時間ほど拘束されるという方もいます。
子どものためを思って始めた習い事が親の負担になってしまうと、続けることが難しくなります。
通える範囲か、送迎の手間はどうかを考慮して教室を決めるようにしましょう。
最近の子どもの習い事事情
ここからは最近の子どもの習い事の状況について詳しく見ていきましょう。
習い事に関する考え方や捉え方が昔と違っておりますので、是非参考にしてください。
- 小学生の7割以上が習い事をしている
- 習い事は親が勧めて始めるケースが増加
- 子どもや親同士の習い事マウンティングがある?
小学生の7割以上が習い事をしている
2025年の最新調査では、小学生の77%が何かしらの習い事をしているという結果が出ました。
習い事の人気ランキング1位の水泳に関しては全学年の25%で、男女ともに1位でした。
ここ数年、習い事をしていない子どもの数に大きな変化はありませんが、子ども一人あたりがしている習い事の数は圧倒的に増えています。
また、学校のカリキュラムの変化やYouTubeやアイドル人気の影響もあり、習い事のトレンドも変わってきています。
親が習得してほしいと望む習い事と、子どもが興味を示す習い事に若干のズレが生じており、今後人気のあるランキングに変化が起こってくる可能性があるでしょう。
習い事は親が勧めて始めるケースが増加
子どもの習い事をするために最も重視したことは何ですか?のアンケート結果は「本人がやりたがっているか」という答えが最多でした。
- 習わせてよかったもの → 子どもがやりたいと言って始めたもの
- 意味がなかったと感じるもの → 親の希望で始めたもの
上記のような回答がとても多く、子どもの気持ちを尊重しているように感じたのですが、
「そろそろ何か習い事をさせよう」と思い始めたり「◯◯ちゃんが水泳始めたんだって!」と言う話を聞き、少し焦ってスタートさせたという声も匹敵するくらい多く上がっていました。
その背景には以下のような事情がありました。
- 周りが習い事を始めるようになったから
- 自分の子だけ何も習い事をさせていないのは可哀相
- 遅れを取ってしまうのでは?と思ったから
- 習い事をさせてもらえない劣等感を感じてほしくない
このように感じてしまう親御さんが意外と多く、習い事を取り巻く感情が複雑で驚きました。
ですが習い事をさせることが正しいとは限りません。
自主的に取り組まない習い事は無駄になりますし、習い事をしていないことを本人が悲観しているとも限りません。
焦りから習い事を無理強いしないように、子どもの希望や考えを一番大切にしましょう。
子どもや親同士の習い事マウンティングがある?
アンケートの結果、「好きを伸ばすため」「才能を伸ばすため」「将来役に経つように」といったプラスの内容だけで習い事をさせるのではないということが分かりました。
子ども同士でも「僕は私は、こんなにたくさん習い事をしている!」とマウントを取り合うこともあると聞いて驚きました。
そんな話を我が子から聞くと複雑気持ちになりますよね。
このような経験から、習い事をさせる・させないで周りの目や他の親の評価を気にしている方が少なからずいるようです。
それぞれ環境も子どものタイプも違うのですから、習い事をさせる・させないもそれぞれ違って当たり前です。
ですが実際、習い事マウントに関して「モヤモヤする」と答えた方は多かったです。

お迎えで待機している時に詮索してくる方がいてちょっと苦手です。興味があって聞いているのだとは思うのですが、何となく濁して答えています。聞かれて嫌な気持ちになるので自分は詮索しないようにしています。

息子が中学受験に向けて塾に通っているのですが、「私のパパは年収〇〇なんだよ!」とか「僕の家はママは専業主婦だから裕福なんだよ」ということを言われたと聞き驚愕しました。子どもがそんなマウントを取るなんて。

習い事マウントが少なからずあるのは仕方ないのですが、最近「うちは何も習い事をさせていないのよ」というマウントが出てきてます。要は、うちの子は何も習い事していないけど優秀ですアピールなんでしょうね。面倒くさいです。
いろんなマウントがあるので驚きましたが、気にしないことが一番です。
人と比べて一喜一憂するのではなく、我が子の成長をしっかり見守りましょう。
習い事が将来に与える影響
習い事をすることで、将来どれくらいの影響があるのでしょうか。
- 体力や集中力を高め、本人の自信に繋がる
- 学んだことが本人のキャリアになるので将来の可能性が広がる
- 辞めたら全くしなくなったので意味がなかった
習い事をすることは体力や集中力を高め、本人の自信にも繋がります。
学んだことは本人の力とキャリアになるので、将来の可能性を広げる効果があります。
そんな将来を見据えて習い事をさせている方の中には「東大生は何歳から習い事を始めていたんだろう」「東大生はどんな習い事をしていたんだろう」と検索する方が多いようです。
東大生に限らず、小さい頃からしていた習い事がきっかけでオリンピックの選手になったという話もよく聞きます。
実際東大生やオリンピック選手が習い事を始めた年齢は3歳~4歳が多いと言われ、習い事の傾向はランキングと大差ありませんでした。
「特に何もさせなかった」という回答もあり、家庭での過ごし方や本人の興味の持ち方、生活習慣が子どもの成長に影響を与えたと考えられています。
将来優秀な人材になってほしい!という思いで、習い事を詰め込みすぎても逆効果になる可能性があります。
本人が望んで習っていなければ習い事の時間も意味を成しませんし、逆に意欲低下につながってしまいます。
共働き家庭の習い事問題
現在、日本の共働き世帯は全体の7割を占めております。
そんな共働き家庭が直面する習い事問題は、
- 習い事の送迎ができない
- 発表会などの参加が調整しにくい
- 発表会に向けての補習や予習の日程に対応できない
上記のような声が聞こえてきました。
習い事をさせる上で、親が最も頭を抱えるのは送迎問題です。
低学年は親のフォローがなければ習い事をさせることは厳しいですし、高学年でも習い事の終わる時間が遅い場合や習い事が遠い場合もあります。
共働き夫婦が習い事を続けるためのアイデアには以下のようなものがあります。
- 送迎サービスがある習い事を選ぶ
- ファミサポを利用する
- 土日など休みの日に習い事をする
- 遅い時間帯に習い事をする
送迎サービスがある習い事を選ぶ
スイミングや学習塾には、指定された場所で待っていると送迎バスで送り迎えしてくれるスクールがあります。
家の近くや学校の近くなどいくつかスポットがあるので、学童からそのまま習い事に行くことも可能です。
送迎がある習い事だと親の負担が減りますし、子どもが習い事へ行く道中での事故の心配も減ります。
各スポットを回るので帰宅に時間がかかったり、道が混んでいて到着が遅れる可能性は考えられますが、共働きにとって有効なサービスだと言えるでしょう。
ファミサポを利用する
子どもの習い事の送迎をお願いするために、ファミサポを利用する方もいます。
ファミサポとは子どもの送迎や預かりなど子育ての「援助を受けたい人(依頼会員)」と「援助を行いたい人(提供会員)」が会員となり、地域で相互援助活動(有償)を行う事業です。
- ファミサポに会員登録し研修を受ける
- 紹介された提供会員と打ち合わせをする
- 援助の申し入れをする
- 援助活動開始
研修と言っても、DVDを見てファミサポアドバイザーのお話を聞くだけなので難しくありません。
何といってもファミサポは安い金額で送迎を依頼できるのが特徴です。
ただし、希望の時間帯や地域に引き受けてくれる方が見つからない可能性もありますし、突発的な予定には対応できないことが多いです。
ファミサポだけではカバーできないこともありますので、他にも送迎手段を準備しておいたほうがいいでしょう。
土日など休みの日に習い事をする
平日に送迎が不可能なご家庭は、土日などの休日に習い事のスケジュールを入れることで調整できます。
休日であれば少し余裕を持ってスケジュールを組めますし、夫婦で協力し合うこともできます。
とはいっても毎週習い事で休日が潰れてしまっては、親も子も休み時間が取れず疲れてしまいます。
休日に習い事を入れるのであれば、家族全員が無理なく続けられるスケジュールを組みましょう。
タイムツリーなどのアプリで予定を共有しているご家庭もありました。
「平日子どもが一人で通えるようになるまでの間だけ」「大変な時期はずっと続かない」と割り切り、家族みんなで協力して乗り越えましょう。
遅い時間帯に習い事をする
習い事を送迎できる遅い時間にすることで、平日でも習い事に行くことが可能です。
習い事を始める前に、何時の枠まであるのか、その時間に空きがあるのかを確認しておきましょう。
夜間といっても18時半や19時スタートまでにしなければ、子どもの次の日に影響が出てしまいます。
遅い時間帯は高学年や中高生が多いと思いますが、習い事側に相談してみると意外と同じように遅い時間を選択している子がいます。
送迎自体は親がするので子どもに負担はありませんが、親は忙しくなりますのでその点がネックです。
また、帰宅が遅くなりますので、習い事へ行く前に済ませることができる準備はすべて済ませておきましょう。
習い事に関するよくある質問
始める前に体験したいけど、体験だけで始めなくても問題ない?
体験だけでも問題ありません。教室や講師の特性や雰囲気、求めている条件に見合うかは体験しなければ分かりません。納得のいく教室を見つけるためには体験レッスンをたくさん受けた方がいいでしょう。
正直、親の負担がどれくらいになるのか知りたい。
習い事には大きく「送迎」と「費用」の2つの負担が生じます。習い事によって楽器や教材、衣装代や遠征代などかかる費用は異なります。初期費用が数十万かかる習い事もあります。また、送迎や試合の付き添いによる時間的負担もあります。子ども同士や保護者間でのトラブルもゼロではありません。習い事を始める時は家族全員で話し合い、全員が納得してから始めるようにしましょう。
すぐに辞めたい!と言い出した場合、無理やりにでも続けさせるべき?
まずは子どもがなぜ辞めたがっていうのか理由を聞きましょう。楽しくない、先生と合わない、できるようにならない、など色んな理由があるでしょう。対処できる理由であれば対処し、少し気持ちを整理する時間が必要であれば休ませてあげましょう。お子さんとしっかり話し合って出した答えに不正解はありません。辞め癖がつくのが嫌だから…と思われるのであれば、「ここまで頑張ろう」と達成しやすい目標を作ってあげるのもいいでしょう。
習い事をさせないという選択があっていい?
習い事をさせない選択肢があってもいいでしょう。本人が時間にとらわれず好きなことを追求できますし、やりたくないことを無理強いする必要もありません。習い事をしなくても、家や学校で大切なことは十分学べます。