【被害事例あり】FX自動売買の詐欺に騙されるな!よくある手口と見分け方

FX自動売買の詐欺と見分け方

この記事では、「FX自動売買の詐欺」について解説します

こんにちは、
FX自動売買で生計を立てているアルファです

近年、FX自動売買の詐欺被害が急速に増えています。「手軽に」「自動で」利益を得られるという魅力的なキャッチフレーズが多くの初心者トレーダーを引き寄せているからです

実際にFX自動売買で稼ぐことは可能ですが、この背後には詐欺的な手法やリスクが潜んでいることを知っていますか?

今回は誰も教えてくれないFX自動売買の詐欺手口を明らかにし、被害に遭わないためのポイントについて、自分なりの意見を書いていこうと思います

目次

FX自動売買システム自体は詐欺ではない

大前提として、FX自動売買(EA)自体は詐欺ではありません

きちんと検証を行い、長期的に稼げているものは多数存在します。事実、私自身もFX自動売買で利益を出せています

しかし以下のようなケースは、詐欺の可能性があるため注意が必要です

  • 確実に儲かるなど過剰な宣伝をしている
  • 過去の成績やバックテストを偽装している
  • 初期設定や調整が不可能で管理できない
  • 数十万円もの高額なシステムを売りつける
  • クーリング・オフに応じてくれない
  • 利益や証拠金を出金させてくれない
  • 情報が少ないFX業者への登録を促す

このような状況に該当する場合は、十分な注意が必要です

FX自動売買詐欺のよくある手口と見分け方

FX自動売買の投資詐欺によくある手口を紹介します

「確実に儲かる」などの過剰な宣伝

詐欺業者は、FX自動売買ツールを「100%勝てる」「毎月安定して10万円稼げる」といった極端な宣伝文句で売り込みます。こうした過剰な広告に惹かれた多くのトレーダーが、実際にツールを購入した後に損失を出してしまうのです

金融市場に100%は存在しません。相場の動きは予測不可能で、確実な勝利を保証するツールはあり得ないのです

過去の成績やバックテストを偽装している

詐欺業者は、過去のトレード成績を見せて自動売買ツールの性能をアピールすることがあります

しかし、その成績は往々にして偽造されたデータです。巧妙に編集されたバックテスト結果や、理想的な相場状況でしか機能しないツールが多く、現実の相場では全く通用しないことがほとんどです

初期設定や調整が不可能で管理できない

正規の自動売買ツールでは、ユーザーがリスク管理や取引の設定をカスタマイズできるのが一般的です

しかし、詐欺的なツールでは初期設定が変更できないか、または非常に制限されています。結果として、ユーザーが気づかないうちにリスクの高い取引を繰り返してしまい、大きな損失を被ることがあります

数十万円もの高額なシステムを売りつける

人間の心理として高額であればあるほど優れたシステムだと勘違いしがちですが、実際は有料・無料関係ありません

個人的には、FX自動売買システムにお金を出すなら、そのお金を証拠金にして優れた無料EAを使ったほうがいいとさえ考えています

有料EAだから確実に勝てるわけではありませんし、もし負けてしまったら「せっかく買ったのだから元が取れるまで使おう」という危険なギャンブル思考になる可能性が高いです

クーリング・オフができない

通常、購入したFX自動売買システムは、消費者契約法に加えて特定商取引法(特商法)が適用されます。これにより、クーリング・オフや不実告知による契約の取消が可能です

しかし、FX自動売買システムの購入先が不透明で、業者と連絡が取れなくなれば、返金を求めることは非常に難しくなります

有料のFX自動売買システムにはこうしたトラブルがあるため、正当に登録されている業者なのかを確認することが重要です。業者に関する情報を徹底的に調べ、信頼できるかどうかを判断しましょう。また、仕組みがよく分からない取引には慎重になり、安易に手を出さないことが賢明です

もし問題が発生した場合は、すぐに最寄りの消費生活センターに相談するのが良いでしょう

利益や証拠金を出金させてくれない

証拠金を入金して取引が始まると、パソコンの画面上では順調に利益が積み上がっているように見えます。しかし、いざ出金を試みると、業者は取引に不慣れな被害者には信じられそうな理由を挙げ、出金拒否するケースがあります

また、FX自動売買システムを販売した業者に問い合わせても、「システムの販売は行ったが、詳細については分からない」との返答に終わることが多いです

情報が少ないFX業者への登録を促す

利益や証拠金を出金させてくれない被害と同様ですが、情報が少ないFX業者への登録を促すFX自動売買システムの販売先には十分に気をつけてください

フタを開けると、誘導先のFX業者とFX自動売買システムの販売先が同じ会社だったという事例も実際にあります

運営実績が長く、ネットに多くの情報が転がっているFX業者であれば多少安心でしょう

FX自動売買で実際にあった詐欺事件

実際にFX自動売買に関連する詐欺被害をご紹介します

オール・イン FX自動売買のマルチ商法

架空の投資話で全国2万人の投資家から総額100億円を徴収した投資関連会社オール・インを知っている方も多いのではないでしょうか?

投資関連会社オール・インは2007年夏頃から会員を募集。1口最大300万円の出資金を、海外の資産運用会社GTI POINT社に送金させ、「ipoint」(アイポイント)という疑似通貨に変換し、FX専用ソフトウェアで出資金を運用すると称した投資詐欺です

疑似通貨に変換することで、日本での納税義務はないというあまりに無理やりな脱税幇助もしていました

投資者へ出資金を返還しないまま、会員募集の際には「毎月30~40%の配当がある」など、”高配当を約束”して勧誘、さらに資金繰りが厳しくなると新たな会員を紹介すれば紹介料がもらえるといったマルチ商法をするなど、その悪質性の高さから金融商品取引法で制限している投資助言などの行為に当たると判断されました

スカイプレミアム 投資詐欺

シンガポールに本社を置くSKY PREMIUM(スカイプレミアム)社は、高級ホテルの宿泊やグルメ商品などを割引き価格で利用できるライフスタイルメンバーシップクラブという有料会員制のサービスを運営しています

その会員サービスの一環に「あなたの代わりに取引を行う」といった形で、投資家の資産を運用するという投資サービスに参加できるという仕組みを導入していました

スカイプレミアムのFX投資のなかで、とくに人気だったのは「LION PREMIUM(ライオン プレミアム)」というプランで、年率約20%のリターンを謳い、投資家に高い利益を保証するというもの

冷静に考えると、このようなリターン率はあり得ないものですが、紹介制・有料会員というシークレット感からか、実際に約22,000人の投資家が巻き込まれ、約1,200億円もの資金を集めていました

さらにエージェントと呼ばれる勧誘者を使ったマルチ商法のような手口を使い、勧誘に成功すると投資額の5%前後の報酬が支払われるという謳い文句でエージェントを操り、資金を集めるなどし業務停止命令がくだされました

FX自動売買の詐欺に騙されないための対策

FX自動売買に関連する詐欺についてお話しましたが、冒頭にもお伝えした通り「FX自動売買=詐欺」ではありません

そこでどうやったらFX自動売買の詐欺に合わないのか対策をご紹介します

現実的なリターンを理解する

FXはハイリスクハイリターンの取引であり、利益を出すこともあれば損失を出すこともあります

「確実に利益が出る」といった過剰な宣伝は100%詐欺なのでスルーしてください

逆に、投資は確実ではないこと、いいことだけでなくデメリットも話す販売業者は信用度が高いでしょう

評判と口コミを調べる

インターネットでの口コミやレビューを確認しましょう

詐欺まがいのシステムは、悪い口コミや被害者の声が多く投稿されていることがよくあります。また、信頼できるFXコミュニティでの評判も確認することが重要です

信頼性の低いFX業者へ登録しない

無料のFX自動売買システムを提供している場合、指定のFX業者に登録する必要があるケースがほとんどです

登録指定先のFX業者が、運営して間もないような新興業者の場合はぜったいに利用しないでください

出金拒否や個人情報を抜かれる可能性があります

FX自動売買の詐欺手口|まとめ

FX自動売買には大きなメリットがありますが、それを悪用した詐欺も存在するのが現実です。過剰な広告や「確実に儲かる」といった言葉に騙されないようにしましょう

ツールの信頼性を確認し、リスク管理を徹底することで、安全で効率的な運用ができますよ

もしFX自動売買を始めるなら、信頼できるプロバイダーを選び、少額から安全にスタートすることをおすすめします

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