クラップスのルール、賭け方と配当、ゲームの流れなどについて詳しく解説!またクラップスで実際に遊んでみた体験談や完全無料で遊ぶ方法なども紹介します。
初めてクラップスで遊ぶ人、クラップスの詳しいルールを知りたい人、またクラップスを攻略したい人などに向けてわかりやすくまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。
クラップスとはダイスの出目を予想するカジノゲーム
クラップスとは、プレイヤーが2つのダイスを振り、最終的に止まったダイスの出目を予想するテーブルゲームで、ランドカジノ内で最も賑わいを見せているゲームの1つです。
通常、カジノのゲームはディーラーが進行するものがほとんどですが、クラップスではプレイヤーたちが順番にダイスを振ります。言い換えれば、同じテーブルでプレイするプレイヤーたちの勝敗は、すべてダイスを振るプレイヤーに委ねられています。
プレイヤー同士で一体感を味わえ、時に見知らぬ者同士で絆が深まる独自性のあるゲームです。当然のことながらオンラインカジノでは実際にダイスを手に持って振ることはできませんが、基本的なルールに変わりはありません。
バカラやブラックジャックなどと比べてルールが難しいイメージのあるクラップスですが、最低限のルールと賭け方さえ理解してしまえば、誰でも気軽に楽しめます。
クラップスの還元率と控除率
クラップスの還元率は賭け方によって大きく異なりますが、88.33%~100%です。全体的な平均還元率は99.17%なので、胴元の控除率は僅か0.83%しかありません。
この数字から数多くあるカジノゲームの中でもクラップスが非常にプレイヤー有利のゲームだと理解できるはずです。クラップスだけで遊んでいれば、常勝も決して不可能ではありません。
また最初に最大100%と表しましたが、これは後に解説するオッズベットと呼ばれる賭け方をした場合に可能な数字です。ほとんどありえませんが、プレイヤー全員がオッズベットへ賭けていれば胴元の控除率が0%になります。
カジノで遊べるゲームで100%の還元率になるのはクラップスのほか、完璧なベーシックストラテジーとカウンティングを駆使したブラックジャックのみです。
クラップスのオッズは特にテクニックも必要ないため、上手な立ち回りと資金管理ができれば、勝率は大幅に高まります。
クラップスのルール
クラップスの具体的なルールについて、初心者の人にもわかりやすく詳細な流れから解説します。
最初に必ず覚えておくべきなのがシューターの存在です。シューターとはダイスを振るプレイヤーのことで、ゲームを進行するディーラーによって指名されます。
以下はクラップスの基本的なルールです。
- シューター(ダイスを投げる人)を決める
- 勝敗を予想する
- カムアウトロール(1投目のダイスを投げる)
- ポイントロール(2投目以降のダイスを投げる)
- 勝敗決定でシリーズ終了
ここからは、クラップスの流れについて各ステップ毎に詳しく解説していきます。
クラップスのゲーム結果を左右するシューターは、ディーラーによる指名で決められます。参加者が1人だった場合、必然的にそのプレイヤーがシューターとなり、不正防止の観点とクラップスというゲームの特性上、ディーラーがダイスを投げることはありません。
シューターは1シリーズ(ゲーム開始から終了までの1ゲームのこと)が終わるまで同じプレイヤーが担当し、途中での交代は行われません。
またディーラーからシューターに指名されて断ることもできます。他のプレイヤーの勝敗もシューターに委ねられるため、その重圧から不安を感じるのは当然です。
確かにシューターはクラップスの醍醐味ではありますが、不安があれば遠慮なく断りましょう。
シューターが決定したら、シューターを含む全てのプレイヤーは勝敗を予想し、指定の場所へベットします。1投目に賭けられるのは「パスライン」または「ドントパス」のいずれかで、シューターが勝つと予想した場合はパスラインへ、負けると予想した場合はドントパスへベットしてください。
勝ちと負けの条件は以下の通りです。
勝ち | 合計数が7、11 |
---|---|
負け | 合計数が2、3、12 |
シューターが負けると配当を得られるドントパスへのベットも可能ですが、クラップスは同じテーブルで遊ぶ全てのプレイヤーが一丸となって楽しむゲームです。
ドントパスへベットする行為は周囲の反感を買う恐れがあるため、基本的にはパスラインへベットしましょう。
シリーズが始まって一番最初にダイスを投げることをカムアウトロールといいます。カムアウトロールが行われる時にはすでにベッティングタイムも終了しているため、あとはシューターが勝つか負けるかのダイスの動きに注目しましょう。
ダイスの出目によってステップ4へ行くか、それともシリーズ終了となるかが変わります。
7、11 | シューター勝利でシリーズ終了 |
---|---|
2、3、12 | シューター敗北でシリーズ終了 |
4、5、6、8、9、10 | ステップ4へ ※2投目以降のダイスを投げる |
カムアウトロールで4、5、6、8、9、10だった場合、その数字がポイントナンバーとなり、2投目以降のダイスを投げます。これをポイントロールといい、2投目以降はポイントナンバーが出たらシューターの勝ちとなります。
ポイントロールはポイントナンバーが出るか、もしくはシューターが負けとなる7が出るまで続きます。
ポイントナンバー | シューター勝利でシリーズ終了 |
---|---|
7 | シューター敗北でシリーズ終了 |
ポイントナンバーと7以外の数字 | ポイントロール継続 |
ちなみにパスラインとドントパスに賭けられるのはカムアウトロールのみで、ポイントロールからは「カム」または「ドントカム」へベットします。
詳しくは後述しますが「パスライン=カム」「ドントパス=ドントカム」で、ベットする場所は異なりますが勝敗の条件は同じです。
ポイントロールでポイントナンバーか7が出た時点で勝敗が決定し、シリーズが終了します。ディーラーによって最終的な配当の受け渡しが行われ、次のシリーズが始まります。
ここで再びディーラーからシューターが指名されますが、シューター自らが連続を希望したり、周囲のプレイヤーからシューターの継続をお願いされる場合もあります。
カジノによって対応は異なりますが、最終的にはディーラーの判断でシューターが決まります。
クラップスの勝敗の賭け方と配当
クラップスの勝敗の賭け方は全部で5ヶ所あり、カムアウトロールで賭けられるのはパスラインとドントパスのみで、それ以外はポイントロールから賭けられます。
ここでは勝敗の賭け方について、それぞれ詳しく解説します。クラップスの賭け方の名称と配当を以下にまとめてみました。
名称 | 出目の判定 | 配当 |
---|---|---|
パスライン | 7、11(1投目) | 2倍 |
ドントパス | 2、3、12(1投目) | 2倍 |
カム | ポイントナンバー(2投目以降) | 2倍 |
ドントカム | 7(2投目以降) | 2倍 |
オッズ | ドントパス、ドントパス、カム、ドントカムへの追加 | 5、9:2.5倍 6、8:2.2倍 4、10:2.8倍 |
パスラインとは、カムアウトロールの時のみにベットが認められている賭け方で、ダイスの合計数字で7もしくは11が出るとシューター勝利となり配当を獲得します。
ドントパスとは、カムアウトロールの時のみにベットが認められている賭け方で、ダイスの合計数字で2、3、12が出るとシューターが負けとなり配当を獲得します。
カムはポイントロールからベットが可能な賭け方で、ポイントナンバーが出るとシューター勝利となり配当を獲得します。プレイヤー勝利に賭けるので、意味合いはパスラインと同じです。
4、5、6、8、9、10
ドントカムはポイントロールからベットが可能な賭け方で、7が出るとシューターの負けとなり配当を獲得します。プレイヤーの負けに賭けるので、意味合いはドントパスと同じです。
パスライン、ドントパス、カム、ドントカムへ追加ベットする賭け方です。上限は同額、もしくは2倍までで、追加した分、予想的中で配当も大きくなります。
クラップスの数字の賭け方と配当
クラップスの数字の賭け方は全部で12ヶ所あり、賭け方によってカムアウトロールから賭けられたり、ポイントロールからしか認められない場合もあります。
ここでは数字の賭け方について、それぞれ詳しく解説します。
名称 | 出目の判定 | 配当 |
---|---|---|
プレイス | 7より先にポイントナンバー | 5、9:2.4倍 6、8:2.15倍 |
ビッグ6 | 7より先に6 | 2倍 |
ビッグ8 | 7より先に8 | 2倍 |
バイ | 7より先にポイントナンバー ※手数料5% |
3倍 |
レイ | ポイントナンバーより先に7 ※手数料5% |
4、10:3倍 5、9:5倍 6、8:11倍 |
ハードウェイ | 2、3、4、5のゾロ目 | 2、5のゾロ目:8倍 3、4のゾロ目:10倍 |
フィールド | 次の出目が2、3、4、9、10、11、12 | 3、4、9、10、11:2倍 2、12:3倍 |
エニークラップス | 次の出目が2、3、12 | 8倍 |
エニー7 | 次の出目が7 | 5倍 |
クラップス | 次の出目が2、3、12(個々) | 2:31倍 3:16倍 12:31倍 |
イレブン | 次の出目が11 | 16倍 |
クラップスイレブン | 次の出目が2、3、11、12 | 2、3、12:4倍 11:8倍 |
プレイスはカムアウトロールとポイントロールの両方で賭けられ、ポイントナンバーにあたる4、5、6、8、9、10が7より先に出れば配当を獲得します。
ビッグ6はカムアウトロールとポイントロールの両方で賭けられ、7より先に6が出れば配当を獲得します。先に7が出た時点でチップは没収されます。
ビッグ8はカムアウトロールとポイントロールの両方で賭けられ、7より先に8が出れば配当を獲得します。先に7が出た時点でチップは没収されます。
バイはポイントロールから賭けられ、ポイントナンバーにあたる4、5、6、8、9、10が7より先に出れば配当を獲得します。ただし5%の手数料が徴収されます。
レイはポイントロールから賭けられ、ポイントナンバーにあたる4、5、6、8、9、10より先に7が出れば配当を獲得し、出たポイントナンバーの数字によって配当が変わります。ただし5%の手数料が徴収されます。
ハードウェイはカムアウトロールとポイントロールの両方で賭けられ、2、3、4、5のゾロ目が出ると配当を獲得し、出たゾロ目によって配当が変わります。1投ずつ賭ける必要があるため、条件を満たさなければチップは没収となります。
フィールドはカムアウトロールとポイントロールの両方で賭けられ、合計数字が2、3、4、9、10、11、12で配当を獲得します。1投ずつ賭ける必要があるため、条件を満たさなければチップは没収となります。
エニークラップスはカムアウトロールとポイントロールの両方で賭けられ、合計数字が2、3、12で配当を獲得します。1投ずつ賭ける必要があるため、条件を満たさなければチップは没収となります。
エニー7はカムアウトロールとポイントロールの両方で賭けられ、合計数字が7で配当を獲得します。1投ずつ賭ける必要があるため、条件を満たさなければチップは没収となります。
クラップスはカムアウトロールとポイントロールの両方で賭けられ、合計数字が2、3、12で配当を獲得し、個々の数字によって配当が異なります。1投ずつ賭ける必要があるため、条件を満たさなければチップは没収となります。
イレブンはカムアウトロールとポイントロールの両方で賭けられ、合計数字が11で配当を獲得します。1投ずつ賭ける必要があるため、条件を満たさなければチップは没収となります。
クラップスイレブンはクラップスとイレブンすべてにベットする賭け方で、合計数字が2、3、11、12の場合に配当を獲得できます。こちらもクラップスやイレブンと同様に、カムアウトロールとポイントロールの両方で賭けることが可能です。1投ずつ賭ける必要があるため条件を満たさなければチップは没収となります。
クラップスを完全無料で遊ぶ2つの方法
クラップスを完全無料で遊ぶ方法として、オンラインカジノの入金不要ボーナスとデモプレイ(お試しプレイ)」の2つがあります。
ルールが多少複雑なクラップスなので、初心者がいきなりお金を賭けて遊ぶのはリスクがあります。全てのルールを完璧に覚えるためにも、まずは完全無料でクラップスを遊びましょう。
オンラインカジノの入金不要ボーナスを利用する
クラップスを無料で遊びたい人はオンラインカジノの入金不要ボーナスの利用がおすすめです。新規登録するだけで無料のボーナスを受け取ることができ、タダで遊ぶことができます。
また入金不要ボーナスがスロット専用だったり、クラップスが除外ゲームや禁止ゲームに指定されている場合もあるため、事前にクラップスで使えるか確認しておきましょう。
デモプレイ(お試しプレイ)を使う
オンラインカジノのデモプレイ(お試しプレイ)であれば、いつでも無料でクラップスを楽しめます。
デモプレイなので勝利金をリアルマネーとして引き出すことはできませんが、クラップスのルールを覚えたり、自分なりの攻略法を試す場としては最適です。
ただし、デモプレイはソフトウェアを使用したクラップスはテーブルゲームに限られ、ライブカジノではデモプレイの提供は行っていません。
もちろんソフトウェアを使ったテーブルゲームでもルールは全く同じですし、ダイスの出目確率も同じです。ダイスのシュートは自分自身でボタンを押すだけなので、好きなタイミングで賭けられます。
クラップスのマナー
クラップスには最低限覚えておきたいマナーがあります。マナー違反をすると、時にディーラーや同じテーブルで遊ぶプレイヤーから注意を受ける場合もあります。
以下にクラップスのマナーについて3つ解説します。ランドカジノのクラップスで遊ぶ際には必ず覚えておきましょう。
- シューターに指名されたら受ける
- ダイスは片手で投げる
- 後ろから割り込まない
シューターに指名されたら受ける
クラップスで遊ぶ上で、もしディーラーからシューターに指名された場合基本的には必ず受けるようにしましょう。
クラップスはディーラーと同じテーブルで遊ぶ全てのプレイヤーが一体となって盛り上あがり、進行するゲームであり、シューター指名を断ると場の雰囲気を壊してしまう恐れがあります。
もちろんシューター指名に強制力はないので、断ってはいけないというルールはありません。しかしクラップスの特性上、指名を断るのはマナー違反となります。
余程のことがない限り、指名を受けたら笑顔で承諾し、その場の雰囲気を壊さないようにしましょう。
ダイスは片手で投げる
クラップスでシューターに選ばれた場合、ダイスは片手で投げてください。両手を使って投げる行為はマナー違反を超える禁止行為であり、ディーラーに注意される原因となります。
またダイスを持ってテーブルから離れたり、テーブルの高さよりも下に持っていく行為は禁止で、イカサマを疑われてしまいます。
あまりにも悪質な行為が続くとゲームへの参加が認められなくなったり、最悪は強制退店させられてしまう場合もあります。ダイスは全員が見える場所を常に維持し、必ず片手で投げるようにしましょう。
後ろから割り込まない
他のテーブルゲームとは異なりクラップスには椅子がないため、非常に混雑する場合があります。すでに遊んでいるプレイヤーがたくさんいるのにも関わらず、後ろから割り込む行為はマナー違反です。
混雑するテーブルで遊びたい場合には、プレイヤーの後ろで待機し順番を待ちます。混雑状況が解消されなさそうであれば一旦クラップスは諦め、バカラやブラックジャックなど他のゲームで遊んで様子見しましょう。
ちなみにオンラインカジノであれば順番待ちという概念がないため、いつでもどこでも好きな時間帯にクラップスで遊べます。
クラップスで実際に遊んでみた
オンラインカジノのテーブルゲーム(Urgent Games)を使い実際にクラップスで遊んでみました。
左側のチップ一覧から賭けたい金額のチップを選択し好きな場所へ賭けるだけで、ダイスのシュートは右上の「ROLL」を押すと画面が切り替わってダイスが振られます。
まずはパスラインへ$10をベットします。つまりダイスの合計が7か11になれば配当を獲得します。
4と4で8という結果になりました。ハードウェイに賭けていれば、この時点で10倍の配当でしたが、的中させるのは正直難しいです。
ポイントナンバーが8となり、ここからはポイントロールに入ります。カムに$10、フィールドに$10、合計$20をベットします。
2投目のポイントロールでは3と3のゾロ目で合計6です。2回続けて10倍のハードウェイという結果になりましたが、もちろんベットしていないため配当は得られません。
次にカムで$10ベットします。
1と4で合計は5です。プレイスにもバイにも賭けていないので配当は得られません。
再びカムへベットします。
4と6で合計は10です。該当するエリアへ賭けていないので、再び配当なしです。
次はハードウェイ全てへベットし、保険的な役割としてフィールドにも賭けます。
思い切ったベットをした時に限って、大きな配当が出てしまうものです。
最後も同じベットで勝負に出ましたが、なんとドントカムが成立!7が出たところで結局配当を得られないまま1シリーズが終了しました。
クラップスのルールのよくある質問
カムアウトロールでドントパスへのベットはマナー違反ですか?
クラップスのカムアウトロールではパスラインとドントパスに賭けられますが、自分がシューターだった場合にドントパスへ賭ける行為はマナー違反だと言われています。クラップスは同じテーブルで遊ぶ全てのプレイヤーが一丸となって遊ぶゲームであり、ほぼ全員がパスラインとカムへベットします。そんな中、シューターがドントパスへ賭けると周囲から反感を買う恐れがあるので注意しましょう。
クラップスに必勝法や攻略法はありますか?
クラップスはダイスの結果によって勝敗が左右するゲームなので、100%必ず勝てる必勝法は存在しませんが、勝率アップに繋がる攻略法ならあります。それがオッズへのベットで、賭け金を上乗せした分は胴元の控除率が0%になるため、理論上100%のペイアウト率となります。つまりカムアウトロールでパスラインへベットし、その後はオッズへのベットが最も効率の良い賭け方です。
クラップスはイカサマされますか?
クラップスのダイスはプレイヤーがシューターとなって投げるので、一切のイカサマはありません。もちろんダイスに仕掛けもなく、全ての出目は完全ランダムで決まります。そもそもカジノではプレイヤーにもディーラーにも厳しいイカサマ対策をしているため、クラップスでのイカサマは絶対に不可能です。